得られる経済効果

国や地方公共団体などが行う公共事業は、わたしたちの生活を豊かにし、国の未来を支えていくためには必要不可欠なものとされており、こうした公共事業に投資される予算の事を、公共投資と呼んでいます。

公共投資が行われることによって、そこから得られる経済効果は非常に大きなものがあり、この経済効果にも二つの種類が存在します。

まず一つ目は、公共投資によって公共事業が行われることの、その事業自体による経済効果があり、これは公共投資の短期的経済効果として知られています。
例えば、国や地方公共団体が、ある場所に港湾の整備をしようとした場合には、そこには様々な企業が参加することになります。

いわゆる大手ゼネコンなどの土建業者がかかわることになりますし、こうした工事を執り行う業者や近隣の道路を整備する業者や、工事にかかわる機械や工事素材などにたいしてそれを請け負う会社、販売する会社などに対しても公共投資の資金が流れることになります。

こうした建設による事業が行われれば、トラックやショベルカーなどと言った建築機材などにも大きな需要が促されることになり、公共投資を行った以上の投資効果が得られることがほとんどとなり、これが公共投資による経済効果の一つとなります。

次に得られる経済効果が、公共投資の本来の目的である経済効果で、公共事業を執り行い、港湾というインフラが整備されたことによる、流通や経済の新しい動向による効果の発生になります。

例えば、新しい港湾が出来上がれば、その港湾を拠点とした流通網が出来上がり、港湾で荷揚げされた製品などを内陸へと運んでいくための陸路の流通が始まり、道路や鉄道が充実することになります。
こうした事が行われていけば、その港湾が交易の中心点となり、人が集まることで様々な需要が生まれることになり、長期的な視点において長く経済需要や利益などを生むことができる新たな経済の拠点を作り出すことができるのです。

このような新たな経済の拠点を作ることは、民間の企業では難しく、その最初の拠点を作るまでの資産を投じる事ができないことがほとんどであるために、公共予算による公共事業を行うことによって、こうした経済効果の基本となる部分を国や地方公共団体などが作り上げています。

これにより、公共投資にはそれによって行われる公共事業のプロジェクトそのものの経済効果と、そこから生まれる新しいインフラによる経済効果との二つの種類によって、わたしたちの生活を支え、国の将来の経済を後ろ座さえしているのです。