アメリカの公共投資

公共投資とは、国や地方公共団体などが公共事業などを行う際に、その予算から投じられる資金の事を指しているため、これが大きければ大きいほど、国などがさまざな国家的な成長を掛けた事業を展開しているということになります。

この公共投資には、二つの大きな経済効果があり、一つはその投資を行うことによって開始される公共事業において、そのプロジェクトが行われている期間中の経済的な効果と、もう一つはそのプロジェクトが完成したことによって、新たな流通や経済的な流れや動きが生まれ、そこから国の成長が大きく促されるという経済効果になります。

こうした国家プロジェクトのような大きなインフラの整備は、民間の企業団体では、採算の面や市場的な面からなかなか行う事や完遂させることが難しいため、国などが予算を公共投資して行うことによって、その成長を促しているのです。

本来の公共投資の投入は、こうしたインフラの整備などを目的とするものですが、これと同時に派生するプロジェクトが行われている間の経済需要の向上も注視されるべきものであり、これを行うことによって低迷をしている経済に対しての、起爆剤としてこれを利用することもあります。

しかしながら、こうしたプロジェクトを行うことが目的の公共投資の利用は、その後に完成したインフラが充分に生かされないなどの欠点があり、結果的に大きな赤字を生み出すことなどがあります。

こうしたものは、日本ではよくハコモノ事業と呼ばれる事があり、大きな建造物や施設などをプロジェクトとして建設したものの、その利用意図があいまいであったり、機能が充分に果たされないなどから、無駄な予算の消費であると指摘をされることがあります。

これは、日本経済成長が円満気に差し掛かり、インフラがおおよそのところで飽和状態にあることがその一因とされていますが、海外に目を向けると、同じような先進国であっても、こうした公共投資が大きな効果を上げている国もあります。

その代表的なものがアメリカの公共投資になり、広い国土を持つアメリカはまだまだ交通網などに開発の余地が多く、とくに交通機関として飛行機や自動車などが使われており、鉄道網などについては、公共投資による大きな経済効果が期待されています。

特に環境問題などに配慮した場合には、膨大な量の二酸化炭素を排出する飛行機、自動車といったものよりも、より効率の高い鉄道網の網羅率が向上すれば、エネルギー消費をおさえつつも流通の確保が行えることなどもあり、大きな経済効果が期待できるのです。